タミフルって本当に大丈夫?

タミフルの安全性について疑問に思う男性

タミフルを服用して異常行動が出たことから、厚生省は2007年3月に10代の未成年には使用制限を発表しました。このことからタミフルを服用することが本当に安全なのか疑問に思う人もいるでしょう。こちらではタミフルの安全性について説明していきます。

タミフルはなぜ異常行動を起こすのか

タミフルは副作用として異常行動があるという話はよく知られており、実際それが原因で10代の未成年に対して処方がされなくなりました。
ただ実際のところこの異常行動とタミフルの因果関係についてはまだはっきりと結論が出ているわけではないということは知っておくべき必要があるでしょう。
報告事例があった以上は無視が出来ないとして未成年への処方禁止という措置を取っていますが、同じタミフルが処方されている海外ではこうした措置は取られていないことの方が多く、日本だけが特異な状況にあると言えます。
さて、ではそうした因果関係は立証できていないということを前置きとした上で異常行動とタミフルの関係についてですが、一つ仮説としてあるのが「インフルエンザ脳症の発症が食い止められなかったのではないか」ということです。
インフルエンザ脳症とはインフルエンザに感染したことで脳が過剰な免疫反応を見せてしまう、もしくはウイルスが脳内に入りこむことで炎症を引き起こすなどのことで引き起こされる病気で、このインフルエンザ脳症にはせん妄やうわごと、異常行動といった症状が見られるとされています。
これらの症状はまさにタミフルによって引き起こされる異常行動と同一ですから、タミフルを服用したがその効果が出るまでのタイムラグがあり、その間に異常行動が引き起こされてしまったという説が出されているわけです。
ただこれはあくまでも一つの節に過ぎません。
タイムラグがあると言っても治療効果が確かにあることは既に実証されていますし、そう断言できるからこそインフルエンザ症状に対してタミフルが処方されているのです。
もちろん「絶対に安全だ」と断言できる状況ではないからこそインフルエンザの未成年への処方が禁止されていることも重要なことですが、現状では未成年でなければ特に問題は無いとされているのですからこの点はしっかり理解しておきましょう。